北海道の観光スポットで、絶対にお勧めできるスポットの一つ。
見られる確率が低く、その代わり運が良ければ絶景が眼前に広がる「雲海テラス」。
一面に広がる雲がとても幻想的です。
星野リゾート トマムの「雲海テラス」基礎知識
雲海テラスは「星野リゾート トマム」の中にあります。Googleマップで見てもかなり縮小しないと北海道のどこに位置しているのかよくわからないあたり、広大さがわかりますね(笑)
札幌から東に位置していて、距離にすると大体150km弱くらいでしょうか。
かつてはゴンドラを整備していたスタッフだけが知っている秘密のスポットだったそうなのですが、一般公開された今は、運が良ければ誰でも見ることができるようになりました。
詳しくは公式ページを、というところなのですが、一部引用します。
朝日を浴びながらゴンドラで13分の空中散歩で行きつく先は、想像を遥かに超える絶景が広がります。 少し早起きして、清々しい朝の時間をお過ごしください。
期間
2017年5月13日(土)~10月16日(月)
時間
[5月13日~5月31日] 5:00~7:00
[6月1日~8月31日] 5:00~8:00
[9月1日~9月30日] 4:30~8:00
[10月1日~10月16日] 5:00~7:00
※いずれも上り最終乗車時間
料金(ゴンドラ乗車)
大人 1,900円、小学生 1,200円、犬 500円
※ご購入当日に限り、何度でもご乗車いただけるようになりました。
[2017年シーズン券 ※1] 大人 5,000円、小学生 3,000円、ペット 1,000円
[ザ・タワー会員割引] 大人 1,520円、小学生 960円
[障がい者割引 ※2] 大人 1,710円、小学生 1,080円
※1 顔写真入りです。現地にてお撮りします。
※2 障がい者手帳をお持ちのご本人と介護者1名様に適用
アクセス
星野リゾート トマム内にございます。
[ご宿泊のお客様] ザ・タワー、リゾナーレトマムより送迎バスを運行いたします。
[日帰りのお客様] エリア内の案内にしたがって「リゾートセンター」までお越しください。
雲海テラスは営業している時期が限られています。年によって若干変わりますが、だいたい5月頃から10月頃まで営業しています。
日による変動が大きいので確率の要素は大きいですが、一般的には夏の方が雲海を見やすいと言われています。
雲海が発生している時に、それが消えてしまうまでの時間が長いので、見えている時間が長いんですね。
早朝に向かう必要がありますので、何泊か「リゾナーレトマム」や「トマム・ザ・タワー」に宿泊していると、朝に挑戦しやすい環境になりますね。
冬はスキー場として運営されている場所です。
雲海は出ないため「雲海テラス」としては営業していませんが、その代わりに樹氷がきれいに見えるため「霧氷テラス」と名前を変えて運営されます。
2014年9月雲海テラス初挑戦!
雲海が広がるのは早朝6時頃。徐々に雲海が消えていき、8時過ぎには消失してしまいます。
最初に雲海テラスにトライしたのは2014年。オープン当初から話題になっていて気になってはいたものの、実に8年越しの初挑戦でした。
ちなみになぜ8年もかかったかと言えば、それは一緒に行く相手がいなかったからに決まっております。一人で札幌からはるばるトマムまで行く気にはさすがにならなかった。こんなデートスポット、どうせリア充がわんさかいてキャッキャウフフしてるわけでしょう?と。
友達と行けばいいんじゃないかって話なんですけどね、致命的なことに僕は友達が少ない。
過去を振り返るとつくづく、うん、奥様と出会うことができて本当によかった。
早朝6時頃にトマムリゾートに着くためには、札幌を午前3時頃に出なければなりません。そんなわけで起床は午前2時頃。早起きなのか何なのか、正直よくわからない時間です。
夜中に高速道路を走りに走って、早朝にトマムにアタックするという感じになります。なかなかのハードスケジュールです。
トマムに泊まることができるなら、泊まった日の朝に早起きして、雲海の発生状況をチェックしてから臨むことができますが、札幌民はそんなこと言ってられません。
とはいえ、高速を使えば札幌市内から2時間くらいで到着しますので、出発する時間がおかしいということ以外はまあ、北海道民の感覚では普通の移動距離です。
雲海テラスがオープンしている時期は、毎年5月から10月。夏場の方が若干長い間雲海を見ることができますが、それでも8時頃までが限界です。
この年行ったのは9月末で、シーズン終わりまであと少し、というタイミング。さてさてどうなるか・・・
雲海テラスの公式ページでは、現在から数日前までの雲海の発生状況を確認できる他、前日の昼過ぎには翌日の雲海発生確率を「雲海予報」として発表してくれます。
発生の確率は大体30%くらいのことが多くて、高くても50%程度。これを高いと見るか低いと見るか。
それでは行ってみましょう、いざテラスへ!カモン雲海!
・・・・・。
はい、実にきれいな、雲のない景色が広がっていました(笑)
雲海予報は40%でしたが、運が悪かったようです。
いやーほんとね、雲海の「う」の字もないよね、ってくらいの景色でした。
まあこれはこれできれいだよね。雲海じゃないけど、十分きれいな景色。雲海テラスって公式ページにすごくきれいな見本の雲海画像があるので、若干そっちで満足しちゃうみたいなところがあるし。
逆にこの景色は、雲海が発生してない時に来ないと見られないんだから。うんうん、得したね。
無理やりポジティブに考えるようにしましたが、やっぱりちょっと悔しい。
はるばる札幌からやってきて、雲海を見られず終わってしまいました。
この日はこの後さらに東に向かって帯広まで行って豚丼食べて帰りましたが、この豚丼のボリュームが多すぎて具合悪くしちゃって、ちょっと残念な旅みたいな感じに。
2016年8月。雲海テラスリベンジ!
あー・・・・やっぱり、雲海が見たい。
2015年にももちろんシーズンはあったのですが、この年は結婚式の準備やらなんやらで結局行く機会がなく。
新婚1年目にリベンジじゃー!というわけで行ってきました2016年。
今度は少しでも見ることができる確率を上げるため、2年前よりも1ヶ月ほど早い時期、若干長く雲海を見ることができる8月の半ばに挑戦しました。
2年前と同じく、夜早く寝て深夜に起きて、一路トマムまで。アラームのセットは1:55。3時に家を出て、大体5時過ぎくらいに到着したんだったかと思います。
札幌からトマムへ向かう高速道路は、昔は途中で途切れていて一旦一般道に降りて向かう感じになっていましたが今はそのまま高速道路だけでトマムICまで行くことができます。
さて、2年越しリベンジの結果はどうなったのか。雲海は果たして発生しているのか・・・・・!
どーん。
うおお!すげー!ものすごい雲海が発生してます。
一面に広がる雲海。2年前に見えていた光景とは全く違います。
うん、どう考えてもこっちの方がいいです(笑)
スタッフさん曰く、この日の雲海は100点満点の雲海だったそうです。
ゴンドラと、太陽の光に埋もれる雲海テラス。
全体的に写真が暗めでなんとなく腕の低さを実感してしまうのが辛いところですが、それでも十分きれいです。
雲海テラスには山頂に「てんぼうカフェ」があって温かいスープやコーヒーなどが楽しめます。
テラス内をゆっくり滞在して、満喫したなあと思うくらいが1時間~1時間半くらいでしょうかね?
遊歩道的なスペースが結構広く広がっているので散歩には適していますが、砂利道なので女性の方などは足元に注意が必要かと思います。
2015年9月からは「クラウドウォーク」という宙に浮いたような形に設置されたデッキが設置されて、雲海の高さがちょうど会えば雲の上を歩いているような感覚にもなれます。
風をしのぐ場所は基本的にないので、山頂の気温が低かったり風が強い場合には、ちょっと注意です。
構えすぎなんじゃないかというくらいの防寒意識でちょうどいいかと思います。羽織ることのできるカーディガンとかジャケットとか持っておいていくことをお勧めします。
夏だからといってなめると後悔しますよ!
自分は2回とも後悔しました(学習しない男・・・)。
1時間程度の滞在だったかと思いますが、日が昇ってきて徐々に雲海が消失していく途中がこんな感じです。
飛行機に乗って、窓から外を見た時のような光景が地上にいながらにして見ることができる、そんな感じです。
当然窓がない分、こちらの方が間近に感じられます。
これは一見の価値ありです。
シーズン中、ゴンドラの下には「雲のしたカフェ&マルシェ」や、ハンバーガーやサンドイッチなどの軽食を提供する小さいお店が立ち並ぶスペースがあります。
毎年20店舗以上が出店していますが、その年によって細かい提供内容は変わります。
基本屋外にしか休憩するスペースがないので、山頂で冷えた体を温めるような場所は少し限られているかなあーという印象で、トマムリゾートを利用しない場合の滞在には若干注意が必要と言えるかもしれません。大事なことなので2回書きますが、8月でもかなり冷えるので、服装はある程度防寒を意識したものを用意した方がいいかなと思います。
2015年は何も食べずに終わりましたが、雲海を見られて気分のいいベーコン大好きRomulusさん、2016年は厚切りベーコンのサンドイッチをいただきました。
2年越しに雲海を見ることができたということも相まって、とっても美味しいサンドイッチでございました。
それほどお腹が空いていなかったので今回はパスしましたが、雲のしたカフェ&マルシェでいただく朝食も美味しそうでしたね。テラス席が豊富にあるので、天気がよくてちょっと気温が高めの日なんかは、特に気持ちのいい朝食を食べることができるのではないかと思います。
毎年賑わう人気の観光スポットです。
是非訪れてみてはいかがでしょうか。