台湾旅行3日目。3日目は午前中に龍山寺と台北101、昼食後は自由時間で西門町でマンゴーかき氷を堪能、迪化街と士林夜市にも行ってみました。
台湾のお寺「龍山寺」でおみくじを引く
3日目の朝も、割と早く起床しました。6時頃には起きていたんではないかと思います。朝ごはんは昨日に続いて「BRASSERIE(ブラッセリー)」。今日はお昼ごはんが楽しみだったので、入らなくならないように朝ごはんは控えめに。台湾おにぎりを作ってくれるサービスがあって、頼んでみました。
写真撮るのをすっかり忘れていましたが、ごはんを平たく押すような感じで、俵型のものです。作ってる最中の様子を見るとずいぶんと米を押しつぶしているような印象を受けましたが、実際食べてみると美味しかったですね。米はいいねえ。米は腹を潤してくれる。
9時にまた昨日と同じ日本語ペラペラのガイドさんと合流して、まずは龍山寺へ。この龍山寺、台湾では最強のパワースポットとして、縁結びなどのいろいろな御利益があると言われています。妊娠初期の奥様を持つ身としては日本語の響きはあんまりよろしくないですが。
北海道ローカルのテレビ番組「おにぎりあたためますか」で10年以上前に、確か台湾ロケでここに来ていた回があったような気がします。
お寺の入り口右側には滝があって、なかなか荘厳な景色です。
龍山寺と言えばコレ。この三日月型の赤片の向きがどうなるかで、神様がどう言っているかがわかるというシステムになっています。
縁結びの神様「月下老人」へのお参りでは、住所・氏名・生年月日・職業など自己紹介をした後、「ご縁がある人と出会わせてください」とお願いをします。
その後に先ほどの赤片を2つ同時に目の前に投げ、「表と裏」の表示になった場合には箱の中の赤い糸をもらうことができます。
赤片が「表と裏」になる確率は、50%です。
2つ投げた時の向きのパターンが
表・表
表・裏
裏・表
裏・裏
の4つですので、この内真ん中の2つの場合には赤い糸をもらうことができます。
赤片を投げるチャンスは3回。3回やっても表と裏の表示にならない場合は、神様がまだ今はその時期ではないと判断した、という解釈をします。
単純な確率論で言えば、1回やって50%ですから3回やっても引けない確率は50%×50%×50%=12.5%。高い確率で引くことはできるという計算になります。
実際に投げてみたところ、2回目で表と裏の表示になりました。
あ、ちなみに自分は既にもうご縁のある人と出会っていますので、縁結びをお願いしたのは自分の双子の弟です。お願いするのは代理でも問題ないらしいので・・・
それから、月下老人はたまに気まぐれでてきとうに縁結びしてしまうことがあるとか。割と軽い感じだなと思いました。自分と弟、双子だけあって相当顔が似ているので、軽い感じなら普通に勘違いして見付けてくんねーかな、みたいなね。
さて、縁結びのお願いが済んだ後はおみくじを引きに行きます。
おみくじを引く場合にも赤片を用いるのですが、
1.自己紹介をした後、お願いごとを唱える。
2.そのお願いごとに対して、おみくじを引いてもいいかどうかを赤片でお伺いする。
3.表と裏が出て「引いてもいいよ」となったら、番号の書いてある棒を一つ引く。
4.選んだ棒のおみくじで正しいかどうかを赤片3回で判定してもらう。3回とも「表と裏」にならなければやり直し。
・・・という感じで説明があったと思います。(番号選んだ後に3回失敗したら引けない、だったかも)
おみくじを引いてもいい条件は先ほどと同じ。3回投げる間に、赤片が「表と裏」の表示になることです。
何のお願いごとにしようか・・・やっぱりここは「子宝」しかないでしょう。
赤片振ったら、1発目で表と裏が出ました。
こちらが奥様の引いたおみくじ。
こっちが自分の引いたおみくじです。
うん、何書いてるかさっぱりわかりませんね(笑)
「第○○首」と書いてある下の「上上」「上吉」という部分が、日本で言うところのいわゆる「大吉」「中吉」といったような部分にあたるのですが、この順番がどうもどれが正しいのがよくわからない。
大吉→上上→上吉→上→上中→中中→下下、という順番でいい順、と書いているところもあれば、大吉よりも上上の方が上にあたると書いてあるところもあって、よくわかりませんでした。
まあ一つ言えるのは、奥様が上吉、自分は上上ですので、かなりいいものなんだろうな、ということはわかります。
ガイドさんにどういう内容なのか聞いたら「すごくいい内容が書いてありますよ」ということで、詳しく教えてくれました。
同時にガイドさん、「検索すると台湾料理の作り方のページで解説を見ることができます」ということを教えてくれたのですが・・・
こちらのページです。全部載ってます。「すごい」の一言です。
奥様と自分が引いたおみくじだけ、内容を引用させていただきます。
まずは奥様の引いた方。
第二十一首 上吉
意訳:
陰陽道合總由天
陰陽が和合協調し、天の定めがあるだろう。女嫁男婚豈偶然
この調和は偶然などではない。但看龍蛇堪運動
龍と蛇が相まって動き出す。熊羆叶夢喜團圓
待望の男子がうまれる時が来た。説明:
陰陽和合の当たり籤で、特に出産に関してご利益があることを示しています。
文にある龍と蛇は、十二支の辰年巳年、陰暦の三月四月、更には高貴な人と下賎な人を表します。
これらの時期にあなたの願いが叶うということです。
古来より男子の誕生は一族の悲願と考えられていますが、
現代風には待望のものがついに生まれる、やって来ると解釈します。
え、これすごくない?出産に関してご利益あるって。これは・・・確実に妊娠してますね!しかも今妊娠しているとすると「陰暦の三月四月」はちょうど出産予定日あたりの日になるんですよね。何これすごい。
続いて自分。
第八十首 上上
直上高山去學仙
豈知一旦帝王宣
青天白日常明照
志在聲名四海傳意訳:
直上高山去學仙
己を高めるためには良い師を得るべし。豈知一旦帝王宣
あなたを必要とする名士が現れる。青天白日常明照
そして全てが望むままにうまくいくだろう。志在聲名四海傳
誰もがあなたを称えるようになるはずだ。説明:
今より更に難しいことに挑戦するなら、よい師を探すことです。
学校、教師、教科書、良い道具など、あなたを導いてくれる人物がきっと見つかります。
そうやって研鑽の日々を重ねていれば、いずれあなたの技術を必要とする人がきっと現れます。
志は常に高く、不可能にどんどん挑戦していきましょう。
ちょっと抽象的で、奥様のおみくじに比べるとよくわかりませんが、何となくよさそうな感じはわかります。
志は常に高く、不可能にどんどん挑戦!仕事も育児もブログも頑張りましょうね!ってことですね、たぶん。
いやー、龍山寺、おもしろかったですね。お線香の感じとか、何となく日本的な雰囲気を感じるところもあって楽しめました。
龍山寺の見学を終えた後は、台北101へ向かいます。
本日のお昼ごはんは台北101内にある小籠包の超有名店「鼎泰豐(ディンタイフォン)」です。
まだ開店前なので、まずは展望台へ。
展望台に登った先からの景色です。こう見ると台北って結構ビルがたくさんあるんだな、と思いますね。
この写真だけ見ると、日本と言われても区別が付かなそうな気もします。
台北101には、横浜ランドマークタワーで使われているものと同じ機構(らしい)制振システム「ウィンドダンパー」(正式名称はチューンド・マス・ダンパー)をモチーフにしたイメージキャラクターがいます。
黒、金、赤、銀の4色展開でしょうか?
道民からすると何となく、我らが北海道テレビ(HTB)が誇る日本一有名(?)なご当地マスコット「onちゃん」を彷彿とさせます。
黒はあるからnoちゃんはいるけど、ピンクがないからokちゃんがいないなあ、とかくだらないことを考えていました。
ビール売ってるところで見かけた表示。「飲酒は18歳になってから」。意識したことありませんでしたが台湾は日本より2年早く酒が飲めるんですね。
日本もその内18歳でOKとかなりそうですけど・・・
さてさて展望台の見学を終えたらお待ちかねの小籠包タイムです。
先ほど開店前だったディンタイフォンも開店時間を迎えて、ものすごい行列ができています。写真左奥に見える電光掲示板の表示が待ち時間だったかな?
ただしルックJTBのツアーの場合だと、この待ち時間表示よりも25分ほど早く入場ができるそうです。さすがJTB、力持ってる。
他のツアー客の方と一緒のお皿で提供されているものも多かったのであまり写真に撮れませんでしたが、餃子とかチャーハンとか、今回も美味しい中華料理をいただきました。
上の写真は酸辣湯ですね。割と酸味強めでした。
ディンタイフォンの小籠包。写真が下手くそ過ぎてあんまり美味しそうに撮れていませんが、いやーこれは美味しかった。今回の台湾旅行で一番美味しかったんじゃないかと思います。
昼食をいただいた後は、3時間ほど自由時間がありました。
一旦リージェント台北に戻ったので、そこからMRTで一駅行ったところのマンゴーかき氷のお店「冰讃」に行きたかったのですが、まさかの閉店。
ガイドブックにもよく載っている有名店で絶対行きたいなと思っていたのですが、残念。季節営業のお店ということなので、時期的にもう終わっていたのかもしれません。
やっていないものは仕方がありませんので、別のお店を探します。現地SIMを買わずに来たのでネットを使うことができず若干苦労しましたが、ガイドブックを見て行けそうなところ、ということでMRTで西門街に向かいました。
「冰讃」があるのがMRTの雙連駅です。そこから一駅先の「中山駅」で乗り換え、「西門」へ。
台湾の地下鉄MRTと言えば、特徴的なのはこの「トークン」ですね。MRTでの移動が多い場合には「悠遊カード」という、日本で言うところのSuicaとかPASMOのようなカードもあるのですが、今回はこの往復だけの予定だった他、この青いトークン式のコイン型乗車券を体験してみたかったので片道ずつ購入しました。
入る時にはこのコイン型乗車券をタッチして入ります。
地下鉄の雰囲気は、日本のそれとさほど変わりないですね。
出口の方の改札口では、ICカードをかざすかトークンを入れると通れるような仕組みになっています。「直接投入」「投入口」・・・漢字は非常にわかりやすくて助かりますね。
西門街は、スマホゲームの広告が多かったからか、何となく秋葉原っぽいような印象を受けました。若者の街、という感じです。
行ってみたお店はMRTの西門駅から徒歩10分くらいのところにある「西門町芒果冰」です。そのまんま「マンゴーかき氷」が店名に入っているお店ですが、メニューはそれ以外にも豊富で「ドリアンかき氷」なんてのもありました。
ドリアンかき氷がちょっと気になりましたが昨日臭豆腐のニオイを経験してちょっともうそういうのやだな、となっていたので素直にマンゴーかき氷を食べることにしました。
いやー、これは美味しい。マンゴーがものすごい美味しい。上のアイスも、かき氷も美味しい。
とにかく量が多いので、2人でシェアしてもちょっと多いくらいでした。お値段150NTドル(約600円)くらいだったかな?と思います。
夕食の集合時間までにはまだ少し時間があったので、MRT西門駅と中山駅の間にある「北門」駅から徒歩15分ほどのところにある迪化街に行ってみました。
からすみのお店を中心に、乾物が売られているお店が多い通りでした。
北門側の入り口近くに服を売っているお店があったのですが、何となく異臭を感じて、なんか変だなーと思ったら近くにまたヤツがいました。臭豆腐の屋台が、1軒。
確実にこのお店で売っている服は、ヤツのニオイを吸収してしまっていると思います。
ホテルに戻ってちょっと休んで、夕食です。今日の夕食は台湾の家庭料理を楽しめるという「欣葉」です。
お店の中は地下が広いスペースになっていて、かなりの席数がありました。7割方埋まっていた感じでしたね。
夕食も、他のツアー客の方と同じテーブルで大皿での提供が多かったのであまり写真には撮れませんでした。
上の写真は台湾と言えば!というからすみですね。下に見えるのは大根です。
いやー、からすみ食べたらかなりビール飲みたくなりましたが、奥様が妊娠の疑いで飲めないので、一緒に我慢しました。
豚の角煮。日本で食べるのとさほど変わらない、甘めの味付けで美味しい夕食でした。
台北101を出たあたりから徐々に、台風が迫ってきている影響で徐々に雨がちらつく天気になってきていました。
夕食で一緒になったツアー客の方は、今日台湾に到着したという方も多くて、明日どうなるかなあ、なんていう話をしていましたが、この時点ではそれほど大きく天気が崩れる様子もありませんでしたね。
ガイドさんが「明日はちょっとツアーがどうなるかはわかりませんねー。台風直撃で影響が大きければほとんどの施設がストップするので、ツアーの内容が大きく変わっちゃいます」と言うので、自分ら明日帰るだけなんですけど飛行機飛びますかね?と聞いてみたら航空会社聞かれて、「チャイナエアラインの方がエバーよりは勇ましく飛ぶイメージです。軍人の人が多いからでしょうか」と言われました。いやー、私らエバーなんですけど大丈夫かいな。
夕食を食べ終わった後は、またバスに乗り込んで「士林夜市」に向かいます。もう結構な勢いで雨模様です。
自分たちを含め、ツアー客を載せたバスが着いた瞬間に、鼻を突き抜けるヤツのニオイ。台湾語なんで何言ってるのかわかりはしなかったんですけど、おそらくガイドがわざとその位置を指定したっぽかったですね。運転手さんが「ほら、臭豆腐の店あったぞ。ここに横付けしたらええんか?」みたいな表情と指さしをしてましたから。
ただ士林夜市は、食べ物を主に扱っているところと、雑貨関係が置いてあるところが割とはっきり分かれています。上の写真で言うところの「地下街美食」に向かわなければ、ヤツのニオイからは逃れられます。
何回も書いてますけどほんと、台湾の思い出の半分は臭豆腐の思い出です。食べもせずに文句言うなと言われそうですけど、ちょっと厳しかったなあ・・・
士林夜市の入り口にある台湾のコンビニ「ハイライフ」の、ビール売り場の図です。台湾ビールとかコロナビール、ハイネケンなんかにまじってキリン一番搾りとか、アサヒスーパードライなんかもあります。
思いっきりサッポロビールの「北海道」って文字が見えたのでちょっと嬉しくなって撮っちゃいました。
ホテルに戻って3日目終了、となったわけなのですが心配なのは明日の天気。
気が付いたらドアの下から、こんな紙が入れられていました。
ご宿泊のお客様へ
この度は、私共リージェント台北にご宿泊頂き、誠にありがとうございます。
台風の接近にともない今後暫くの間強風と豪雨が予想されます。お客様におかれましては、安全のため、なるべくホテルの中でお過ごし下さるようお願い致します。また、飛行機やツアーの最新スケジュールについては、2階コンシェルジュまでお問い合わせ下さい。
ホテルでは万全の警戒態勢を整えると共に、皆様に快適にお過ごし頂けるよう、台風の間も館内施設は全て平常どおり営業致します。何か必要なことがございましたら、お近くのスタッフにお気軽にお声かけ下さい。
台風の影響により国際空輸に遅延・取消等が発生しておりますため・大変恐れ入りますが・本日日本の新聞のお届けは致しかねます。
お客様におかれましては、大変ご迷惑をお掛け致しますが何卒ご理解いただけます様お願い申し上げます。
うーん、これはちょっと、どうなるかわからんね・・・と思いながら、まあ考えても仕方がないのでさっさと寝ました。
関連記事
続きを見る 続きを見る
SFCのメリット享受の旅~台湾旅行4日間1日目~
SFCのメリット享受の旅~台湾旅行4日間2日目~