マイルの使い方

1マイル=約2円の価値は本当か?マイル単価の真実

2016年9月20日

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「ANAのマイルは、1マイルあたり約2円の価値があります」。よく言われる価値換算ですが、これはどの程度真実なのでしょうか。
マイルの価値を現す「マイル単価」について、ちょっと掘り下げてみることにします。

マイルは何に交換できるのか。そしてマイル単価とは何か

以下、マイル=ANAマイルとして話を進めます。

マイルは現在、本当にさまざまな交換先が用意されています。
一昔前はそんなこともなかったみたいですけどね。
現在マイルを使う方法としては、
①特典航空券と交換する
②商品と交換する
③ポイント・電子マネー・ANA SKY COIN(以下、スカイコイン)と交換する
大きく分けてこの3つです。

そしてそれぞれにおいて、マイルの価値を決める基準は何か。
例えばマイルの使用先として真っ先に挙がってくる特典航空券で言えば、その航空券をお金を出して手に入れようとした場合にいくらかかるのか、ということを考えれば価値の高さを判断できそうです。
同じマイルを消費するのなら、より本来の値段が高い航空券を手に入れた方が価値は高くなるだろうという、至極当然の理論ですね。

これを判断する基準が「マイル単価」です。1マイルあたり、円にしていくらの価値になったか、ということですね。

例えば今、15000マイルで手に入れる往復の特典航空券がお金を出して買う時30000円するとしたら、その価値はちょうど1マイル2円、ということになります。
これが60000円なら1マイル4円だし、15000円なら1マイル1円です。

特典航空券の実際のマイル単価を考察してみる

特典航空券への交換について、さらに具体的に、それぞれのマイル単価について考察してみます。
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国際線特典航空券の引き換えに必要なマイルは上図の通りです。
(ANA公式ページより引用)

・国際線ファーストクラス特典航空券
みんなの憧れファーストクラス。ファーストクラスは上記の通り正規価格が多いので通常は行き先によってマイル単価も決まっているようなものなのですが、2016年には期間限定割引運賃が発表されています。

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<北米路線>
往復運賃で見た場合、通常の運賃は行き先により184万円~232万円と若干の差があります。
ローシーズン、レギュラーシーズンで150000マイル、ハイシーズンで165000マイルでこれと交換できますので、マイル単価は
11.15円(184万円/165000マイル)~15.47円(232万円/150000マイル)程度
であると判断できます。

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上の期間限定運賃だと、安い平日だと往復で114万円程度です。この場合のマイル単価が約7.6円ですね。だいぶ下がりましたが、それでもまだ高いです。
往復83万円と最も安いロサンゼルスをハイシーズン165000マイルで計算した場合で単価5.03円まで下がります。

<欧州路線>
ヨーロッパの場合、252万円~292万円程度の運賃差額です。
北米路線でもそうですが、額が多すぎていまいちピンときませんね・・・
ローシーズン、レギュラーシーズンで165000マイル、ハイシーズンで180000マイルでこれと交換できますので、マイル単価は
14.00円(252万円/180000マイル)~17.70円程度
であると判断できます。
北米路線より、さらにマイル単価が上がりますね。
期間限定運賃を公式ページのPDFから引用してみると、次のような感じです。

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概ね120万~135万程度、というところですね。
最も安い123万を165000マイルで計算した場合で7.45円、180000マイルで計算した場合で6.83円の単価です。

次にアジア路線の場合、ANA運航便はそもそもファーストクラスが設定されている便がほとんどありません。シンガポールに1便あるくらいでしょうか。

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安い場合で大体往復85万円といったところでしょうか。
シンガポールはアジア2(Zone4)になるので、上の表で確認するとローシーズン、レギュラーシーズンで105000マイル、ハイシーズンで114000マイルが必要です。
それぞれを往復85万円で計算すると、マイル単価はそれぞれ8.10円7.46円になります。欧米のマイル単価から比べると通常運賃との比較にしては単価低めですが、まあこんなもんでしょうね。

以上の内容から、ファーストクラスの特典航空券に交換した場合のマイル単価は、
普通運賃との比較で7.46円~17.70円程度(欧米の場合ほぼ10円以上)
期間限定運賃との比較で5.03円~7.60円程度
であると判断できます。

・国際線ビジネスクラス
次に、やっぱりみんなの憧れ国際線ビジネスクラスです。
ビジネスクラスになると期間限定運賃も増えて路線も多いので網羅できませんが、いくつか取り上げてみましょう。

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これで計算すると、ニューヨークまでの往復が大体40万円です。特典航空券との交換だとローシーズン75000マイル、レギュラーシーズン85000マイル、ハイシーズン90000マイルですので、それぞれ40万円で計算するとマイル単価は5.33円4.71円4.44円となります。
ハイシーズンにはたして往復40万円の運賃が設定されているのかどうかわかりませんが、逆に最低でも4円以上のマイル単価は確保できそう、ということです。

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続いてヨーロッパです。往復37万円として、ローシーズン80000マイル、レギュラーシーズン90000マイル、ハイシーズン95000マイルのマイル単価をざっくり計算するとそれぞれ4.63円4.11円3.89円となります。
北米路線と同じくはたして往復37万円の運賃がハイシーズンに存在しているかどうかまでは調べていませんが、最低でも3.89円のマイル単価が確保できます。

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アジア路線は調べた時にはプノンペンのみ、期間限定運賃が設定されていました。アジアは特に時期と行先によって、運賃が大きく変わる気がします。注意が必要ですね。
プノンペンはアジア2(Zone4)に該当するので、ローシーズン55000マイル、レギュラーシーズン60000マイル、ハイシーズン63000マイルです。
12万として計算してもそれぞれマイル単価は2.18円2.00円1.90円です。これまでのものと比較するとだいぶ下がりました。
ただし普通運賃と比較した場合は、安い路線でもマイル単価4円程度です。多くの場合は50万~60万なので大体8円前後でしょうかね。

ビジネスクラスの場合のマイル単価は
普通運賃との比較の場合で約8円程度
期間限定運賃との比較の場合、最も低い場合で約2円程度
と判断できます。

・国際線エコノミークラス
ビジネスクラスのところでもわかる通り、期間限定運賃の設定があるかどうかはマイル単価に顕著に影響します。
エコノミークラスだとその影響がさらに色濃く見られます。

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例えばこれだと、大阪⇔香港限定ですが往復で27000円です。香港にエコノミーで行く場合の特典航空券はローシーズン17000マイル、レギュラーシーズン20000マイル、ハイシーズン23000マイルが必要です。
マイル単価を計算すると、それぞれ1.59円1.35円1.17円です。
ただこれ、普通運賃だと往復24万円です。こっちを基準に計算すると実に10倍近い差になります。どちらを基準に計算するかで、マイル単価が大きく変わってしまうことになります。

エコノミークラスの場合、多くは約2円程度の路線が多いです。
場合によって、非常にマイル単価が低いものがあるという認識はしておく必要があるでしょう。

・国内線
国内線の場合も、多くの場合は国際線エコノミークラスと同じか少し低いくらいのマイル単価になると言われています。
ただし国内線も、普通運賃との比較の場合はマイル単価2円を下回ることはほとんどありません。
国際線の期間限定運賃と同じような形で、旅割75のような予約変更のできない運賃形態、さらにタイムセールなどと重なるとマイル単価が非常に低くなります。

番外編として、別記事にてマイル単価の高さについてちょっと取り上げましたが「いっしょにマイル割」でしょうか。

www.romulus-k-anaume.net

必ず現金の持ち出しが必要になり、2人以上の旅程を組む必要がある代わりに必要マイル数が10000マイル固定なので、その分1マイルあたりの価値が高くなり多くの場合で4円~10円程度の単価になることが多いように思います。

特典航空券への交換まとめ

国際線ファーストクラスなら最低でもマイル単価5円程度、ほとんどは10円以上
国際線ビジネスクラスなら最低でも大体5円弱、近距離路線の期間限定運賃に注意
国際線エコノミークラスは期間限定運賃との比較の場合2円を切ることも多い
国内線は旅割系運賃との比較の場合は2円を切ることが非常に多い

ただまあ、どの場合もそうですが「いつ特典航空券を手配するか」によってマイル単価は非常に大きく左右されてしまうんですよね。特に国際線エコノミークラスとか国内線になるとそれが顕著です。期間限定運賃とか、旅割の影響ですね。

例えば特典航空券の予約を、通常の「搭乗2ヶ月前の同一日」に行ったとしても、その時点で旅割75は購入できないわけです。旅割55はまだ購入可能でも、座席数がもうないかもしれません。同じ路線、同じ日付、同じ便でも、搭乗日に近付けば近付くほど安く購入することはできなくなります。

特典航空券の予約をしようと思った時には、その時点で同じ路線(の、似た運賃規則のもの)を最も安く購入しようとしてみる。その時の必要金額からマイル単価を出して、納得できる単価だったら特典航空券で予約する、という作業がマイルの価値を下げずに特典利用するためには欠かせないと言えます。後述しますが、マイル単価が1.6円切るくらいだったらマイルで交換するよりスカイコインに交換した方が絶対得ですからね。

ただ場合によっては、期間限定運賃や旅割系運賃で計算した場合のマイル単価が低くても、予約変更などのメリットの方が大きいということもあるでしょう。
そのあたりはほんとその時になってみないとわからないので、単純にマイル単価の傾向を知るだけでなく、それを比較できる知識を持つということが大切なのだろうと思います。

特典航空券以外のマイルの使い道

マイルの使い道は、特典航空券以外にもいろいろあります。上で挙げたところの
②商品と交換する
③ポイント・電子マネー・ANA SKY COIN(以下、スカイコイン)と交換する
という2つが中でも代表的ですね。

ただまあ、このあたりのマイル単価がどうなるかと言えば・・・特に商品交換とかは全然高くないので、実際にこういう使い方をする人はほとんどいないんじゃないでしょうかね。マイル単価1円を超えることがまずないですからね・・・
期限切れ間近のマイルが大量にあって、航空券に換えるというほどの予定もない、というような場合以外での出番はそれほどなさそうです。
もしくは、少ないマイルしか残っていないような場合、でしょうか。
ただまあ、フライトマイルは微々たるものですが、陸マイラー活動をやっていればどんなに低く見積もっても3年で10000マイルしか貯まらないってことはないので、なおさら優先順位が低くなって検討の場にすら挙がってこないというのが正直なところです。

スカイコインだけはちょっと例外ですね。使い方次第でかなり有用と言えます。

商品交換にもプレミアムメンバー限定がある

マイルの使い道の中で、上に書いた通り航空券以外への使い道はあまり単価がよろしくないので検討はされづらいのですが、商品との交換にも一応「プレミアムメンバー限定」のものがあります。

これ、おそらくSFC特典の中でも最高レベルで知名度の低い特典じゃないでしょうかね。

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ANAのショッピングサイト「A-Style」の中の一つとして設定されているこのANAセレクションは、厳選された商品を交換対象としていて、ちょっと高級感が漂っています。

交換対象の商品は頻繁に入れ替わっていますが、2016年8月18日現在で交換可能な商品をいくつか抜き出してみましょう。

「ファクトリエ」のオーダーメイドシャツ・・・20000マイル
熊本県の老舗酒造「常楽酒造」の梅酒・焼酎・・・10000マイル
カシオのプレミアム電卓「S100」・・・30000マイル
「TUMI」のキャリーバッグ・・・240000マイル
SIXPAD フルボディセット・・・100000マイル
「LIfeFitness」のT5トレッドミルTrackコンソール・・・780000マイル
コア・ピラティスプライベートトレーニング体験チケット 4回分・・・40000マイル

などなど、かなり多くの商品や体験イベントが交換対象ですが、全体としてかなり多くのマイルを必要とします。
それぞれの商品によってマイル単価は変わってきますが、大体1円程度になるものが多いので、マイルの使い方の選択肢としてはかなり限られてくるかな・・・という印象です。

ポイント・電子マネーへの交換は最終手段

商品交換のマイル単価が低いことはわかりました。次に、電子マネーやポイントへの交換について見てみましょう。
ANAマイルの交換先として、ポイントや電子マネーは以下のものがあります。
・iTunesギフトコード
・スターバックスカード
・楽天Edy
・iD バリュー
・TOKYU POINT
・メトロポイント
・Suica(ANA VISA Suicaカード会員限定)
・Suicaポイント
・楽天スーパーポイント
・Tポイント
・nanacoポイント
・JRタワースクエアポイント
・JQポイント(SUGOCA電子マネー)
・ヤマダポイント
・セブンカード/アイワイカード
・タカシマヤカード
・マツモトキヨシ現金ポイント
・カエトクカード
・PiTaPaショップ de ポイント
・μstarポイント
・はやかけんポイント
・ICい~カード電子マネー(伊予鉄道)
・京成カード(京成グループポイント)
・エムアイポイント
以上、実に24種類もの交換先があります。

しかしながら、これらの交換先は
・交換レートが1マイル=1円相当
・交換単位が1口10000マイル
・多くの交換先で、同一年度内の3口目以降(=20000マイルを超えた以降)はレートが下がる
という点でデメリットがあります。
せめて少ないマイルからの交換ができればまだ選択肢に入るでしょうけど、10000マイルあるなら他の交換先を考える方が先かな・・・という気がしてしまいますね。

さらに、多くの交換先で3口目から交換レートが1マイル=0.5円相当に下がります。

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【提携ポイントへの交換】30,000マイル以降の交換レートについて│ANAマイレージクラブ

ちょっと数が多いので公式ページからの画像の引用のみで失礼しますが、まあほとんどのもので20000マイルまでの交換が限度、と考えておいた方がいい、というレベルです。

これらのポイント交換は20000マイルまでを限度として、あくまでも「マイルを使いきれない場合の最終手段」としておくのが得策でしょう。

唯一ちょっと例外で、別の使い道があるのが「メトロポイント」への交換です。
陸マイラー御用達のANAカード「ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)」を持っている場合、マイルの有効期限を延ばす方法の一つとして有用です。
ソラチカカードがあればメトロポイント100ポイントを90ANAマイルに交換できるため、期限の切れそうなマイルを一度メトロポイントに交換し、再度ANAマイルに交換することで最大4年近くマイルの期限を延ばすことができます。

マイルの期限は取得から36ヶ月後の月末です。
メトロポイントの期限はちょっとわかりにくくて「毎年4月1日から翌年3月末日までの間に付与されたメトロポイントは、翌々年の3月末日まで有効(最長2年間)」というものです。

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※メトロポイント有効期限のご案内:お知らせ一覧|東京メトロ To Me CARD から引用

メトロポイントは上の図のように取得した月によって期限が1年~2年の間で変動するので注意が必要なのですが、一旦メトロポイントに交換し、期限ギリギリまで保持してからマイルに交換することで、そこからまた36ヶ月の期限が設定されます。
1000ANAマイル→1000メトロポイント→900ANAマイル、という形で90%に目減りしてしまいますが、マイルからメトロポイントへの交換には上に書いたような20000マイルまで、といった上限も存在しません。
あまりマイルが貯まっていない、かといって直近で使う予定もない、という場合には長くマイルを貯める方法として、知っておくといいでしょう。

使い勝手のいいスカイコイン

一通りマイルの使い道を見てみると、やっぱり優先順位が高いのは特典航空券。
国際線ファーストクラス→国際線ビジネスクラス→国際線エコノミークラス→国内線、という順にマイル単価が下がる傾向にあり、路線や時期によってマイル単価が大きく左右されるため上下しますが、国内線でも多くの場合は2円を上回ります。その他の特典、特に商品交換やら電子マネーが軒並みマイル単価1円ということを考えると、やっぱりマイルは特典航空券に交換してナンボ、という結論が導き出されます。

直接特典航空券に交換しない場合のマイルの使い道としては、一番使い勝手がいいのがスカイコインへの交換でしょう。
スカイコインは、1コイン1円分として、10円単位から使用することができます。
取得から1年間が期限となります。

マイルからスカイコインへの交換にあたっては、マイレージ会員のステイタスやカード所持の有無、一度に交換するマイル数によって以下のように変動します。

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一度に50000マイル以上を交換すると最大効率となり、ANAゴールドカード所持で1.6倍、ブロンズ・プラチナ・ダイヤモンド会員だと1.7倍です。
SFC会員は1.6倍ですので、この点はブロンズ会員の方がSFC会員よりも優れています。

マイル単価としては、1円~1.7円ということになりますね。
特典航空券に直接交換する場合に比較すると低い単価ですが、スカイコインへの交換はその使い道に幅を持たせることができるという点で魅力があります。
元々は、少ないマイルでも無駄にならないように、という救済措置の意味合いが強かったと思われますね。

スカイコインは、航空券の購入の他、国内ツアー・海外ツアーなどのパッケージ商品、ホテルと航空券を同時に購入する「旅作」に使用することができます。
@ホテルなど、航空券の購入を伴わない支払いには使用することができません。

現金に相当する形で使用できるため、例えばマイルでは交換できない国内線プレミアムクラスの予約をしたり、ホテル代を含めてスカイコインで手配することで現金の持ち出しを減らしたり、といった使い方ができます。
海外旅行のパッケージ商品にも使うことができるため、個人旅行が苦手などの理由で特典航空券を使えない場合にも有効な選択肢となるでしょう。
ただし必要マイル数は多くなりがちです。少ないマイル数だと交換レートも悪くなってしまうため、ある程度多くのマイルをフライトや陸マイラーで獲得して利用することが賢い使い方であると言えるかもしれません。

また、スカイコインを支払いに充当した航空券はフライトマイルやプレミアムポイントの積算対象になります。これが大きな魅力ですね。
つまり、先に大量のマイルがあれば、フライトにかかるお金を減らしたままSFC取得を行うことができるということです。

まとめ

マイルの使い方はかなり幅広いものの、その価値を追求するとおのずと優先順位は定まってきます。
やはり一番は特典航空券。
中でも国際線ファーストクラスは単価10円を超えることも多く魅力です。
次いで国際線ビジネスクラス。こちらも単価5円程度となることが多いです。
国際線エコノミークラス、国内線での利用は場合により2円以下の単価となることも多いため、その時々の状況を見極めることが必要でしょう。

商品交換やポイント・電子マネーへの交換はお勧めできません。
メトロポイントへの交換のみ、マイルの有効期限を延長する方法の一つとして利用価値があると言えるでしょうか。

スカイコインへの交換は、一度に5万マイル以上を交換するという条件付きではあるものの、マイル単価1.5円~1.7円を維持できます。
さらにスカイコインで交換した航空券はフライトマイルやプレミアムポイントの積算対象となるため、SFC修行においても重要な位置を占めると言えるでしょう。

いずれにしても、交換のタイミングや運賃設定の状況によってマイル単価は大きく上下します。優先順位を意識しつつ、どれが自分にとって最適か、しっかりとした知識を持って判断できるようにしたいところですね。

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