2016年9月の台湾旅行の際、台風17号の影響で飛行機が欠航し1日滞在が延長となりました。(詳しくはこちら→SFCのメリット享受の旅~台湾旅行4日間4日目+EXステージ5日目~)
この際に「ルックJTB遅延お見舞金制度」を利用し、お見舞金の支払いを受けました。
この記事では遅延お見舞金制度の概要と、お見舞金を受け取るまでの手順について紹介します。
ルックJTB遅延お見舞金制度とは
(画像引用元:ルックJTBの「安心とお約束」)
ルックJTBのパッケージツアーに参加すると、事前に送られてくる最終旅行日程表などと一緒にこの制度の案内書が届きます。
対象者は「航空座席を使用されない幼児を除く、ルックJTB(エアホを含む)にて参加のお客様」。JTBお買い得旅、Web専用商品で参加の場合などは対象外です。
この制度が適用される条件、お見舞い金額、お見舞金が支払われない条件は以下の通りとなっています。
●適用条件
① 日本を出国するために、旅行者が搭乗する予定の航空機(国内線特別代金プランを含む)の6時間以上の遅延、もしくは欠航等により6時間以内に代替便を利用できない場合。または、航空機の遅延・欠航等が原因で、本邦外における最初の目的地(宿泊地)に到着する航空機が当初の予定時刻より6時間以上遅れて到着した場合。
② 日本の最終到着空港へ帰着するために、旅行者が搭乗する航空機(国内線特別代金プランを含む)の遅延・欠航等が原因で、航空機が当初の予定時刻より6時間以上遅れて到着した場合。
※①と②がともに発生した場合は、お見舞金をそれぞれ支払います。
※遅延時間算出の基準となる出発、到着時刻は、最終旅行日程表記載の時刻とします。●お見舞い金額
韓国・台湾・香港・中国・マカオ・グアム・サイパン・パラオが目的地の場合:5,000円
上記以外の目的地の場合:10,000円●お見舞金を支払わない主な場合
以下の事由により遅延が発生した場合には、お見舞金はお支払いいたしません。
・地震もしくは噴火またはこれらによる津波
・戦争、外国の武力行使、革命、政権奪取、内乱、武装反乱その他これらに類似の事変
・旅行者の故意もしくは重大な過失または法令違反、等
簡単に言うと、出発する時または帰ってくる時の飛行機がそれぞれ元々の予定時刻よりも6時間以上遅れたらお見舞金が支払われる、ということです。
天災であっても地震、噴火、津波は対象となりませんが、台風・大雨・大雪などは対象です。
今回は、台湾を出発し帰国する便(BR116便 桃園国際空港10:10発、新千歳空港15:00着)が台風17号の直撃で欠航となり、翌日の同じ便に振替となったためちょうど24時間遅れた形になります。
行き先は台湾ですので、お見舞金額は5,000円。これは1人あたりの金額なので、今回は奥様と2人両方対象になり、合計で10,000円のお見舞金が支払われることになります。
このお見舞金制度は、クレジットカードや海外旅行保険に付随する保険金の支払いとは別に受けることができます。
今回の場合、欠航に伴って発生した延泊のホテル代や飲食代などは別に加入していた海外旅行保険から支払われました。
お見舞金請求の流れと手順
実際にこの条件に該当した場合は、帰国後2ヶ月以内に以下のような流れで手続きを行う必要があります。
①ルックJTB遅延お見舞金制度受付デスクに連絡する
TEL:0120-691-982(9:30~18:30 年末年始12/30~1/3休業)
②デスクから必要書類が送付される
③必要事項を記入して、最終旅行日程表を添付しデスクへ返送する
④1ヶ月程度でJTB指定の保険会社から指定した口座へ入金される
この制度の存在自体は出発前に送付された案内を見て知っていたので、帰ったら手続き方法確認しないとなあ・・・と思っていたのですが、お休みをもらっていた間にたまった仕事を片付けていてちょっと放置ぎみになりました。
帰国したのが9月28日。10月4日に、このパッケージツアーを申し込んだ時のJTBの代理店から電話があり、この制度の存在と、対象になっている旨の連絡を受けました。
制度の案内の説明は最終旅行日程表に入っている紙1枚しかないので割と忘れてしまいがちなところかなとも思うんですけど、こうやって教えてくれるのは親切だなあーと思いました。
連絡をもらった翌日、10月5日にデスクに電話をしました。18時頃に電話をしたのですが、なかなかつながらず・・・何回かかけ直してようやくつながりました。
おそらくデスクの受付人数はそれほど多くないかと思うのですが、お見舞金制度の対象となる人は一度に複数人発生するわけで、一時的に混み合う状態になるのだと思います。
一週間程度で、見舞金請求書が送られてきました。名前と出発日・事故発生日・行き先・振込みの口座指定を行って返送します。
最終旅行日程表の原本もしくは「自宅控え用」のどちらかの添付が必要ですが、複数人同時に請求する場合は誰かの分を1部添付するだけで問題ないということです。
振込みまでには1ヶ月~1ヶ月半程度かかりますという説明を受けましたが、ポスト投函した後ちょうど3週間で振込されているのが確認できました。
JTBが出資している保険会社である「ジェイアイ傷害火災保険株式会社」から振込される形になります。
まとめ
今回、台湾に延泊して実際やっていたことと言えば、外出もできずホテルでだらだらしていただけなんですけど、それだけで1人5,000円もおこづかいをもらえてしまうシステム。もちろん対象にならず無事に旅行を終えた方がいいのですが、ちょっと得した気分になる制度だなと思いました。
パッケージツアーの利点の一つとして、おまけ程度にとらえておくといいのかもしれません。