北海道民なら、たまには紹介したい北海道グルメ。
札幌駅近くでスープカレーを食べるならこのお店!という代表格。
「奥芝商店駅前創成寺」を紹介します。
定番北海道ご当地グルメ「スープカレー」
いつ頃からか、北海道のご当地グルメと言えば?という問いに対して、スープカレー、という答えが挙げられるようになり、今やすっかり定着した感があります。
あれいつ頃からだったかなあ、と思ったらブームになったのが2002年頃だそうですのでもう15年も前の話ですか。
初めて「スープカレー」という言葉を使って草分け的存在となっているのは札幌市白石区本郷通の「マジックスパイス」だと思いますが、その後乱立するスープカレー店の中で、それぞれのお店が特徴を出して独自の進化を遂げていき、スープのこだわり、具材へのこだわりなどなど、さまざまな観点から楽しむことのできる北海道グルメとなっています。
例えばSFC修行で新千歳空港に来たとしたら。
ラーメンが食べたかったら「北海道ラーメン道場」があり、個人的なお勧めは「一幻」のえびそばです。たぶんあそこに入っているお店の中で一番並んでいるんじゃないかと思います。
スープカレーも同様に、食べたかったら「lavi 新千歳空港店」があります。
laviも札幌市内を中心に何店舗か展開されているスープカレー店で、美味しいんですよね。
個人的なお勧めは「ラビオリto野菜カレー」ですかね。
新千歳空港店の他に、札幌駅周辺に札幌エスタ店もあります。
とまあ、このようにラーメンもスープカレーも、食べるだけなら新千歳空港で十分とも言えるのですけど、是非札幌駅まで出て食べてもらいたいスープカレー屋が「奥芝商店」です。
新千歳空港からは、快速エアポート1070円で約37分で札幌駅に着きます。
札幌駅周辺のスープカレー店で代表的なところ、として挙げられるものは「奥芝商店駅前創成寺」「hirihiri2号店」「MAHANA」の3店じゃないかと思います。
今回紹介する奥芝商店駅前創成寺から南にちょっと行けば「ピカンティ札幌駅前店」がありますし、札幌駅から北に15分~20分くらい歩くか地下鉄で1駅行った北12条駅から少しのところに「ピカンティ(本店)」「スープカレー食堂心」があったりして、このあたりもまあ外せない有名どころなのですが、アクセスがあまりよろしくないのが難点です。
その点、奥芝商店駅前創成寺は札幌駅に着いた後地下だけを通って行くことができるので、雨風だろうが吹雪だろうが問題ないというところで向かいやすいかなと思います。
奥芝商店駅前創成寺とは
まず、お店の基礎知識から。
奥芝商店駅前創成寺
北海道札幌市中央区北4条西1丁目 ホクレンビル B1F
<営業時間>
11:00〜22:00(ラストオーダー21:00)
奥芝商店は、2016年11月現在で以下の13店舗あります。
・札幌総本店
・札幌駅前創成寺
・宮の森おくしばぁちゃん
・白石オッケー丸
・旭川亭
・新十津川豊保景峡
・標茶基地
・函館本店~道南でSHOW~
・函館美原店
・釧路笑店
・帯廣本店
・千歳鮭公園
・八王子田代城
個性的な命名の店名が多いです。道内の各地に合計12店舗、東京八王子市に1店舗、という内容です。
今回紹介する奥芝商店駅前創成寺があるのは、札幌駅から少しだけ南側に向かったところにある「ホクレンビル」の地下1階です。
JR札幌駅から地下鉄東豊線に向かって行き、23番出口あたりでホクレンビルの地下1階に向かうと、こんな感じのところに出ます。 手前左側にあるのが奥芝商店駅前創成寺です。
このビルの地下1階は「ホクレンパールタウン」として、他にも何店舗か飲食店が入っています。
この日は平日の夜でしたが、満席で外にも10人弱並んでいました。
入り口のところにメニューが置かれているので、待ち時間を使って先に選びます。
メニューの選び方はスープカレーでよくある王道の「スープの種類を選ぶ+基本の具材を選ぶ+トッピングを選ぶ+辛さを選ぶ+ごはんの種類と量を選ぶ」というもの。
奥芝商店駅前創成寺店の特徴は、スープの種類が多いということでしょうか。
奥芝商店のスープカレーと言えば「海老スープ」が有名なのですが、この店舗は「海老」「チキン」「牡蠣」の3種類のスープと、さらにその燻製のスープが3種類選択できます。
つまり合計6種類からの選択です。
海老・・・おくおくスープ(+100円)
海老燻製・・・もくおくスープ(+200円)
チキン・・・しばしばスープ
チキン燻製・・・もくしばスープ(+100円)
牡蠣・・・てらてらスープ(+200円)
牡蠣燻製・・・もくてらスープ(+250円)
それぞれのスープで全く味が変わってくるので、同じ基本具材のものでも6回楽しめます。「海老(おくおく)」と「チキン(しばしば)」が基本ですが、その他は数量限定なので夜の時間帯だと日によってはあっさりと売り切れとなっていることもあります。
辛さの選び方は、基本は旧暦の月名で12番までとなっています。
いわゆる中辛が如月(2番)、辛口が卯月(4番)に対応しています。
自分、辛いの苦手なのでいつも1番か2番なのですけど、13番以降も言えば対応してもらえるというところなんでしょうかね。
しばらく待って入店。
奥芝商店駅前創成寺店はカウンターが8席、テーブルが4人がけ×2、奥に小上がりという配置になっています。
この位置がカウンターの端くらいで、そこから入り口を見た写真です。
今回座った席から正面の装飾。カエルが前面に押し出されています。
ここからちょっと右を向くと広く厨房が見られる構造になっていて、スープカレーができあがるまで、何人もの店員さんが担当に分かれて作り上げていく様子がわかります。
テーブルの上には「奥芝NOTE」が置かれ、食べに来たお客さんの一言メモが残されています。
外国の方のメモがあったり、札幌に滞在中3日連続で食べに来たという報告があったりしました。
ほどなくして運ばれてきたスープカレーがこちら。
佐々木ファームさんの塩麹漬けタンドリーチキンカリー
おくおくスープ
一品無料トッピングに「きくらげ」選択
追加トッピングに「ブロッコリー」
辛さ如月(2番)、ごはん白米普通盛り
合計1470円
ごはんは、白米と玄米から選択できて、玄米も美味しいのでお勧めなのですが、この時は玄米がなくなってしまっていました。
こちらは奥様の選んだスープカレー。
ラベンダーポーク100%鉄板焼きハンバーグカリー
もくしばスープ
無料トッピングに「ブロッコリー」
辛さ弥生(3番)
ごはん小盛
合計1480円
少食の我々にはなかなか量の多いスープカレーで、スープを全部飲もうとすると結構お腹いっぱいになります。
さらにボリュームが欲しい人は「小おくしバーグ付き」のメニューを選んだりトッピングするのがお勧めです。
奥芝商店駅前創成寺のスープは、海老の風味と、燻製の風味が特徴的でおいしいので、「おく」が付く海老スープか「もく」が付く燻製スープがお勧めです。
トッピングはいわゆるスタンダードなスープカレーですが、個人的なお勧めは、どのお店でもブロッコリーの素揚げですね。これマジで美味しい。
スタンダードな「チキンレッグ」のスープカレーから、ちょっと変わり種の「ぐるぐる創成寺」など、多くのメニューがあって全種類食べるのに何回通わなければならないのかと思わせる楽しさがあります。
札幌駅周辺に来てスープカレーを食べたいと思ったら、是非食べてもらいたいお店ですね。お勧めです!